どのくらいの費用がかかるの?
よく尋ねられるので記事にしますが、PCの初期設定は時間がかけても費用の節約にもなり、自分ですべてやった方が知識の向上にもなります。
一般的に「初期設定」と言われるのは下記レベルの内容で、highdy が受講生に対して実行している内容とはかなりかけ離れた簡素なものです。
入門者・初心者にはそれで十分かも知れませんが、PCを使い慣れた方には不便なことが沢山あり使い物にならないと感じるものです。
パソコンを買ったお店や購入機種・価格によりその費用は一概に言えませんが、以下の価格を参考にされるといいでしょう。
初期設定を業者に依頼すると・・・
自宅への出張設定を頼むと上記金額に最低5,000~10,000円の出張費が加算されます。
その場合、メーラー(メールのやり取りに使用する Outlook などのアプリ)設定やWiFi 接続作業は別途作業費が追加されることもあります。
Gmail などの新しいメールアカウントの取得や予備メールの設定は含まず、メールアドレスは既存のプロバイダーメールのみで設定され、後で困ることが多く発生します。
業者さんの場合は、それら設定は商売の一部なのですから止むを得ません。
highdy が大学の同窓生(60歳余りの女性)のお宅にサポートに行ったとき、近所の大手家電チェーンY電機でPCを購入、初期設定とプリンタの接続を頼んだけで2万円も支払わされたと怒っていました。隣に住むお兄さんの設定では、highdy がその何倍もの作業を半日以上かけて行い無料ですから、その気持ちも分ります。
(お礼にと5,000円近くのウイスキーを固辞し切れずにもらいましたが・・・)
設定作業の開始
以下、電源を入れてからの初期設定を手順通り進めますが、メーカーおよび機種
により細かい部分に若干の違いがあります。不明な点はお気軽にお問合せください。
1.パソコン(PC)に 電源を入れる
本体の電源コードをAC電源に接続し、PC本体の電源ボタンを押す。
ノートPCでは、殆どの場合 AC アダプタが必要であるが、いずれの場合も
設定中に電源が切れることのないように注意が必要。
(PCのトラブルで電源ボタンの「長押し」で電源を切る場合、長押しとは
4秒以上押すことを意味する。)
2.言語と地域、キーボードの設定
マウスがなくても、タッチパッドがついているノートPCでは、長方形の
底辺部の中央より左側がマウスの左クリック、右側が右クリックに相当する
ので、軽く押すかタッチする。
画面上のマウスポインターの移動はキーボードの矢印キーで代用するか、
タッチパッドに触ったまま1本指で移動する。画面のスクロールは指2本で。
(基本的に、PCの操作は殆どの操作がキーボードおよびタッチパッドで
操作できるように設計されている。)
もし、音声案内が始まって邪魔に思われる場合は、画面下(タスクバー)
右側にスピーカーアイコンがあり、ここをクリックすると音量調整バーが
現れるので黒丸部分を押しながら左右に移動して調整できる。
① 原語は日本語・地域は日本を選択。
② キーボードは標準の Microsoft IMEを選択 → 「はい」
必要に応じてそれぞれ使用したいものを選ぶ。もし、次の画面に進んだ
ときに「二つ目のキーボードを・・・」などと表示されたら「スキップ」
で次に進む。
3.日付や時刻の確認(通常は自動で日本時間になっている筈)
間違っていても、後で簡単に修正できるのでスキップしてもよい。
4.インターネットへの接続
① 優先LANまたは無線LAN(Wi-Fi)のルーター電源を確認。
一般的に2.4GHzと5Ghzの2種類あるので、通常は2.4GHzを選択。
(多くの場合、設定画面の一番上に出ている筈。)
但し、無線ルーターの直ぐ近く(同一室内など)で使用の場合は、
5Ghzを選択して接続する。
② 先に調べた有効なLANとSSIDを選んで、パスワードを入力して接続。
(SSIDとは使用電波の名前と思っておいて差支えない。)
③ 有線・無線に限らず、SSID はルーターの横面や底面にパスワードと
ともに書いてある。
パスワードは、暗号化キー、ネットセキュリティキーなど別の名称
のこともある。
④ SSIDを選んで「接続」ボタンを押すとパスワードを要求されるので、
それに該当する上記パスワードを入力して画面の「接続」または
「次へ」を押せばOK。 設定画面では「自動的に接続」には
チェック(レ)を入れておく。
接続ができた場合、先ほどの「接続」表示が「切断」に変わる。
5. Windows Update
ネットに接続されると、自動的にWindows Update(更新)が
始まる。メーカー・機種によってはこの順でないこともある。
また、更新が終わると自動的にPCが再起動することもある。
6.ライセンス契約の確認
ライセンス契約の確認画面は、一番下の「同意」を押すだけ。
7.デバイスに名前
デバイス(装置:ここではパソコンの意味)名は、特に希望が
なければ、「スキップ」でOK。(自動的に入力される。)
何か変更をした場合は「次へ」。ここでも再起動されることがある。
ここまでは簡単でしたね。
次回はとても重要な Microsoft アカウントでサインインになります。
